朝起きたときの口臭は舌が原因?舌苔の落とし方と回数、歯科で診てもらうサイン

朝起きたときの口臭は舌が原因?舌苔の落とし方と回数、歯科で診てもらうサイン

朝起きたとき、自分の息のにおいが気になる。鏡で舌を見ると、白っぽいものがついている──そんな経験はありませんか。

厚生労働省のe-ヘルスネットによると、口臭の大部分は口の中に原因があり、その多くは舌の表面につく「舌苔(ぜったい)」と歯周病です。においのもとが作られる量は、舌苔のほうが歯周病より多いといわれています。

この記事では、朝に口臭が強くなる理由、舌苔の落とし方と回数の目安、歯科で診てもらったほうがよいサインをまとめました。

朝の口臭は、寝ている間に舌苔が増えることなどで、健康な人にも起こります。舌の清掃は1日1回、起きてすぐに、力を入れずに行うのが目安です。家族から口臭を指摘されるようになったときは、歯周病の検査を受けてみましょう。

目次

口臭のもとは「揮発性硫黄化合物」

口臭のもとは「揮発性硫黄化合物」を表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

e-ヘルスネットによると、口臭の主な原因物質は揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれるガスです。口の中にいる嫌気性菌という細菌が、唾液や血液、はがれた粘膜の細胞、食べかすに含まれるタンパク質などを分解して作ります。

このガスがいちばん多く作られる場所が、舌の上です。舌の表面に白い苔のような舌苔がつくためで、口臭と関係が深いのは舌苔と歯周病で、その強さは舌苔のほうが大きいとされています。

なお、ニンニクやネギ、お酒のあとのにおいのように、ふだんの生活で一時的に生じるにおいは、e-ヘルスネットでは「口臭」に含めないようだと説明されています。

なぜ朝に口臭が強くなるの?

なぜ朝に口臭が強くなるの?を表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

e-ヘルスネットでは、口臭には1日の中で変動があり、食事やうがいなど口を動かしてから時間がたつほど、においのもとの濃度が高くなると紹介されています。口臭の変動のリズムは、食事のリズムとよく対応しているそうです。

また、舌苔は起床時や絶食時などに量が多くなる傾向があり、噛む・飲み込むといった動きや、それにともなう舌の運動、唾液の量と大きく関係していると考えられています。日本歯周病学会も、寝ている間は唾液が流れずに口の中が乾きやすく、細菌の活動性が高くなると説明しています。

つまり、朝の口臭は、健康な人にも起こる「生理的口臭」であることが多いのです。

舌苔の落とし方と回数の目安

舌苔の落とし方と回数の目安を表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

e-ヘルスネットでは、生理的口臭の予防には、歯みがきに加えて舌の清掃で舌苔を取り除くことが最も効果的とされています。紹介されている手順は次のとおりです。

  1. 鏡を見ながら舌を思いきり前に出し、舌の奥のほうに舌苔がついていないか確かめる
  2. 舌ブラシを、鏡で見える最も奥に軽く当てて、手前に引く。力を入れすぎない。数秒間息を止めて行うと、「オエッ」となる反射が出にくくなる
  3. 舌ブラシの先を水道の水でよく洗い、汚れがついてこなくなるまで1〜2をくり返す

専用の舌ブラシを使うとより効果的とされていますが、毛先のやわらかい子ども用の歯ブラシや、目の粗いタオルなどでもかまわないとされています。

舌の清掃は、起床時の1日1回で十分とされています。それ以上行うと舌の粘膜を傷つけるおそれがあります。舌に傷や潰瘍(ただれ)があるときは、舌の清掃を中止してください。

あわせて、食事は毎日規則正しくとり、よく噛んで食べることも勧められています。舌の動きや唾液の量が、舌苔のつき方と関係していると考えられているためです。

歯科で診てもらったほうがよいサイン

歯科で診てもらったほうがよいサインを表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

何かの病気が原因で口臭が強くなるものを「病的口臭」といい、その代表が歯周病です。歯周病の原因になる細菌の多くが、においのもとを作る嫌気性菌だからです。

e-ヘルスネットでは、歯周病はほとんど痛みもなく進むため、何の自覚もないのに家族から口臭を指摘されるようになったら、一度歯科医院で歯周病の検査を受けることが勧められています。ほかにも、大きなむし歯や粘膜の潰瘍が原因になることがあります。

口の中以外では、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)や、ごくまれに肝臓病・腎臓病などが原因になることがありますが、これらは口臭以外にも何らかの自覚症状が出ることがほとんどだとされています。

大阪あわじ歯科では、歯周病の検査や歯石の除去、お口の状態に合わせた歯みがきの指導を行っています。予防のための通院については予防処置のページ、歯ぐきの治療については歯周病治療のページをご覧ください。

よくある質問

自分の口臭は、自分で分かりますか?

e-ヘルスネットでは、鼻のまわりで常に生じるにおいには慣れてしまう(嗅覚の順応)ため、口臭は自分では評価しにくいと説明されています。国内の調査でも、口臭の自己評価と実際の口臭の有無は相関しなかったと報告されています。気になる方は、歯科で相談してみてください。

口臭が気になって受診しても、口臭がないと言われることはありますか?

e-ヘルスネットで紹介されている大学病院の統計では、口臭の検査・治療を求めて来院した約1,000人のうち、約1/3は治療の必要な口臭が認められなかったと報告されています。気にしすぎていないかを確かめる意味でも、相談する価値はあります。

マウスウォッシュ(洗口液)だけで口臭は防げますか?

e-ヘルスネットでは、洗口液はうがいによって口臭予防などが期待できるもので、歯みがき後の仕上げや、外出先で歯みがきができないとき、口臭を抑えたいときなどに使うものと説明されています。一方で、歯の汚れを落とす基本は歯ブラシによる歯みがきで、洗口液はそれを助けるものという位置づけです。舌苔や歯周病が原因の口臭は、洗口液だけに頼らず、歯みがき・舌の清掃・歯科での検査を組み合わせて考えましょう。

まとめ

朝の口臭の多くは、寝ている間に舌苔が増えたり唾液が減ったりして起こる生理的なものです。舌の清掃は起きてすぐの1日1回、力を入れずに。やりすぎると舌を傷つけるおそれがあります。

一方で、家族から口臭を指摘されるようになったときは、痛みのないまま進む歯周病が隠れていることがあります。一度、歯ぐきの検査を受けてみてください。

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大阪あわじ歯科では、歯周病の検査や歯石の除去、歯みがきの指導を行っています。口臭が気になる方も、お気軽にご相談ください。

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ご予約はWEB予約・LINE・お電話(06-6322-5739)から受け付けています。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」「口臭の治療・予防」「歯みがきを助けるもの(電動歯ブラシ・歯磨剤・洗口液)」/日本歯周病学会「歯周病Q&A」

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