ホームホワイトニング中のコーヒーはどうする?期間中に控える理由と、飲みたいときの工夫

「ホームホワイトニングを始めたけれど、毎朝のコーヒーはやめないといけない?」「期間中に飲んでしまったら、白くならない?」──自宅で行うホームホワイトニングは期間が長い分、飲み物のことで迷う方が多いと思います。

ホームホワイトニングの薬剤の添付文書(医薬品医療機器総合機構〔PMDA〕で公開されている医療機器の説明書)では、使用期間中はコーヒーやカレーなど色の濃い飲食物をできるだけ控えるよう、歯科医師が患者さんに伝えることになっています。

大阪あわじ歯科 院長の西出です。この記事では、添付文書と日本歯科審美学会・日本歯磨工業会の資料をもとに、ホームホワイトニング中のコーヒーとの付き合い方を、歯科医師の立場からまとめました。

ホームホワイトニングの期間中は、コーヒーなど色の濃い飲み物をできるだけ控えるのが基本です。期間は製品と医院の指示で決まります。控えにくいときは、自己判断で続けず、処方を受けた歯科医院に相談してください。

目次

ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングとはを表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

日本歯科審美学会によると、ホームホワイトニングは、過酸化尿素のジェルを、その人の歯並びに合わせて作ったマウスピース(トレー)に入れ、歯科医師の指示に従って自宅で行う方法です。歯科医院で薬剤を塗って光を当てるオフィスホワイトニングとは、やり方も期間も違います。

ある製品の添付文書では、装着は1日1回・最長2時間、処置期間は最長2週間までとされています。時間や期間は製品によって決まっているので、渡された説明書と医院の案内に従ってください。

期間中にコーヒーを控えるのはなぜ?

期間中にコーヒーを控えるのはなぜ?を表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

ホームホワイトニングの薬剤の添付文書には、使用期間中は着色の原因となるもの(タバコ、コーヒー、カレーなど)や、炭酸飲料・レモンなどの酸性の飲食物を控えるよう指示すること、と書かれています。同じ添付文書には、処置期間中の喫煙や、カレー・コーヒーなど色のついた飲食物をできる限り避けるよう指示すること、処置後24時間以内は色の濃い飲食物(コーヒー、カレー、赤ワインなど)や喫煙を避けるよう指導すること、とも書かれています。いつから飲めるかの細かな目安は製品や医院によって違うので、処方を受けた医院の案内に従ってください。

日本歯磨工業会によると、コーヒーや紅茶、タバコのヤニなどの成分は、歯の表面に付いたたんぱく質と結びついて、ステインと呼ばれる着色になります。ホワイトニングで歯の色を明るくしている間に、新しい着色を重ねないための注意だと考えてください。

一方で、期間中に一度コーヒーを飲んだら、それまでの分がむだになるのか、どのくらい差が出るのかを示した資料は、今回確認した範囲では見当たりませんでした。飲んでしまったときは慌てずに、次の工夫と、医院への相談で立て直してください。

コーヒー好きの方が期間中にできる工夫

コーヒー好きの方が期間中にできる工夫を表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)
  • 期間をあらかじめ区切って考える:始める前に、何日間続けるのかを医院で確認し、その間だけ色の濃い飲み物を控える計画を立てる
  • 色の濃くない飲み物に置きかえる:期間中は、水など色のついていない飲み物を中心にする
  • 飲んだら歯磨き粉を使ってみがく:日本歯磨工業会は、ステインは歯ブラシだけでは十分に落とせず、清掃剤などが入った歯磨き粉を使うと効果的に落とせるとしています
  • 酸っぱい飲み物も控えめに:添付文書では、着色しやすいものと並んで、炭酸飲料やレモンなどの酸性の飲食物も控えるよう書かれています

カフェオレやお茶ならよいか、ストローを使えばよいかといった細かな点は、今回確認した資料には書かれていませんでした。迷ったら、処方を受けた歯科医院に聞いてみてください。なお、歯科医院で行うオフィスホワイトニングの施術後の飲み物(カフェオレ・お茶の目安など)は、ホワイトニング後のコーヒーはいつから?の記事でオフィスホワイトニング向けにまとめています。

装着のあとの歯みがきと、毎日の手順

装着のあとの歯みがきと、毎日の手順を表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

添付文書に書かれている、使い終わったあとの手順は次のとおりです。

  1. マウスピースを外し、歯に付いた薬剤を歯ブラシで取り除く
  2. 口の中にたまった薬剤と唾液を吐き出し、水で十分にすすぐ
  3. 歯磨き粉と歯ブラシでみがく
  4. 外したマウスピースは流水で歯ブラシを使って洗い、水けを拭いてケースに戻す

同じ添付文書では、寝ている間には使わないこと(誤って飲み込むおそれがあるため)、薬剤があふれたら飲み込まずに吐き出すことも注意として挙げられています。マウスピースはお湯で洗ったり、高温になる所に置いたりすると変形するおそれがあるとされています。

使っている途中や使ったあとに、痛み・しみる感じ(知覚過敏)・歯ぐきの異常が出たときは、使うのをやめて、処方を受けた歯科医院に連絡してください。添付文書でも、すぐに使用を中止して歯科医師に連絡するよう指導することとされています。

終わったあとも、白さは少しずつ戻る

終わったあとも、白さは少しずつ戻るを表したイラスト(大阪あわじ歯科のトラ)

添付文書では、効果には個人差があり、永久に続くものではなく少しずつ後戻りすることを、始める前に説明するよう書かれています。日本歯科審美学会も、歯の表面からのホワイトニングでは1〜3年で色が後戻りすることもあるとしています。

期間が終わってからも、コーヒーを飲んだあとに歯磨き粉を使ってみがく習慣や、歯科での定期的なクリーニングで着色をためないことが、白さを保つ助けになると私は考えています。

まとめ

ホームホワイトニングの期間中は、コーヒーやカレーなど色の濃い飲食物と、炭酸飲料などの酸っぱいものをできるだけ控えるのが基本です。期間は製品と医院の指示で決まるので、始める前に「何日間か」を確認し、その間の飲み物を計画しておくと続けやすくなります。

飲んでしまったときは歯磨き粉でみがき、迷うことや、しみる・痛むといった症状があれば、処方を受けた歯科医院に相談してください。

大阪・東淀川区(阪急淡路駅 徒歩3分)の歯科医院です

当院では、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニング(両方の併用)を行っています。コーヒーをよく飲む方も、期間中の過ごし方を含めて、どうぞ気軽に私にご相談ください。

費用(自由診療・保険適用外・税込):オフィスホワイトニング 2,980円(1回の施術で3回照射)/ホームホワイトニング 33,000円(マウスピースと薬剤の代金を含みます)。通院の回数・期間は歯の状態とご希望の白さによって異なるため、診察のうえで医院からご案内します。

ホワイトニングの前に、むし歯や歯周病がないかお口のチェックを行います。このチェックは保険診療で、自己負担はおおよそ1,000円程度です。治療が必要な場合は、治療を済ませてからホワイトニングをご案内します。

主なリスク・副作用:薬剤の影響で知覚過敏(しみる感じ)が出ることがあります。白さは時間とともに後戻りすることがあり、保つには定期的なメンテナンスが必要です。ホームホワイトニングはご自身で行うため、白さの調節が難しい場合があります。白くなる程度には個人差があります。

診療時間:月〜土 10:00〜13:30/14:30〜18:00(日・祝は休診)

料金・流れの詳しい説明はホワイトニングのページをご覧ください。ご予約はWEB予約・LINE・お電話(06-6322-5739)から受け付けています。

参考:ホームホワイトニング材(過酸化尿素10%)の添付文書2件(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 公開の医療機器情報)/日本歯科審美学会「歯を白くしたい」「歯のホワイトニングについて」/日本歯磨工業会「歯みがきQ&A」

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